天空アイドルを追っているフリが、ついに海を越えました。
乃木坂46 Live in Shanghai、行ってきました。もちろん両日。
イベントに参加する、とはそういうことです。
実は昨年行けなかったりしたのですよね、なんでだっけ。
恐らく単純な金欠。金欠が終わることは、どうやら一生無いようです。
ライブの感想を言います。よかった〜。以上です。
実は(?)初・中国です。
行ってみたかったんですよね、中国。なんかハイカラなので。
入国即、指紋採取です。「お前ら下手なことしてみろ、すぐ粛清するからな」感をビシバシ感じる中、顔面を撮影されなかったおかげで「OK」の表示が。危うく「オタク顔である」というどうしようもない理由でライブへの参戦が阻まれるところでした。
街に繰り出します。
読める。
漢字しか無いのでなんとなく読めるぞ。異世界モノで飛ばされた主人公が、現世との類似点を見つけて喜ぶ時の気持ちが少し分かりました。
さて、人がそっけない。
筆者はホール急募のアルバイトに応募した結果、あれよあれよとキッチンに配属された経験がありますが、そんな人間でもここであればなんとか接客をやっていけそうです。というか、合理的なのです。物の置き方も、接客の流し方も、食器とかの洗い方も、全て合理。合理の塊。ゆえに日本人にはどこか素っ気なくというか、それセーフか?と見える。
よし、料理。世界三大料理といえば、中華料理、フランス料理、トルコ料理です。
その一角を成す中華料理を本場で食べる行為はさぞかし、さぞかしエキセントリック(欅坂46)でドレミソラシド(日向坂46)でインフルエンサー(乃木坂46)な体験...ではありませんでした。
やばい。料理が冷たい。店員の目も冷たい。なんとか英語が喋れる筆者なのに、アジア顔なせいで店員に英語で話しかけると「お前、英語なの...?」みたいな顔をされます。しかし調子に乗ってツーリストの顔つきで「ニーハオ」と話しかけようものなら、アジア顔も相まって中国語で畳み掛けられてしまう。
いやいや、これはきっと行った店の価格帯が悪かった。少し高い店に入ります。
うん、うまい。うまい、うまい...が...飛び上がるほどでもない。角煮を食って飛び上がる人間など、どこにもいない。春巻きを食って飛び上がる人間など、上海旅行中周りを見渡してもどこにもいなかったのです。
これが久しぶりに海外旅行をして浮かれた人間の末路、期待値が高すぎて食う飯全てが「凡」の一言で片付いてしまう。慌てて青島ビールを流し込みます。うまい、信じられるのは、やはり酒だけだ。
さて、話は飛びに飛んで最終日。最終日はアレを食うと心に決めていました。
上海に来たらアレ、上海蟹です。なんとか英語が通じる有名店をリストアップしていざ街に繰り出します。
"One person."
"Reservations?"
"No..."
"Sorry."
"Oh."
を三回繰り返して、再び上海の路上に放り出されてしまいました。
ふらふら歩いていると外灘とかいうエリアに到着。こちら、夜景の名所らしいです。
夜景、きれい。周りはカップル、友達との旅行、家族の団欒。
僕はひとり。
夜景は残業の産物、とか趣の無いことを言う人もいますが上海の夜景は侮ることなかれ。ちゃんとビルが光っています。ビルごとクリスマスツリーっぽくなっているというか、オフィスっぽいところに光はついてなかったですね。銀行と保険会社っぽいところはついてましたけど。
日曜だったからかもなぁ。あてにならんなぁ(早川聖来)。早川はスキャンダルを出すと思います。寂しがり屋なので。寂しがり屋な女に、ロクな女はいません。筆者はまだ、女を知らないのですが。
さて、その後上海でたどり着ける最高到達地点から地を見下ろして支配者層になったところでオタク(一人)上海遠征終了です。いい感じの写真はありません、高所恐怖症なので。
散々ディスっちゃったけど楽しかったです。
なんだかんだ久しぶりに海外旅行できたところが高ポイント。
いま、中華料理が猛烈に食いたい。
執筆者:ぐりーん