どうも、ぐりーんです。
唐突ですが、私は世の役に立てません。童貞理系院生だからです。
想像してもみてください、ヒトとして種の発展に努めることができない童貞であり、かつ人としてもコミュニケーション能力に著しく乏しい「理系院生」の称号を得てしまっているのです。
一応言っておくと、理系院生の全員がコミュニケーション能力に乏しいわけではありません。実際に筆者の周りにも、アルバイト先の女の子をすぐに食べてしまう理系院生やサークルの女の子をほぼ全て食い尽くした後に、一人を妊娠させてしまったせいでサークルを追われてしまった理系院生 (今は楽しそうにパパをやってます)(本当のパパです) など、コミュニケーション能力に長けた理系院生が多数います。
待て、何かがおかしい。なぜ全てが性に繋がっているのか。いえ、おかしくなんかありません。コミュニケーションにおいて難易度が高いのは、異性とのものだからです。すなわち、コミュニケーション能力が高いものは必然的にチンコがusedになる。
もう気づいたでしょう。童貞理系院生は、「理系院生」という称号にすがっていると。
「あなたは理系院生だから童貞なのではない、あなたはあなただから童貞なのです。」という真実を伝えると大抵の童貞理系院生はうずくまります、認めたくないからです。
思い返してみれば小学生の頃から人生につまずいていました。「チンコ!ウンコ!」と叫んでいれば同性とは仲良くなれた時代に、同じ要領で異性にも近づいていたあの頃から、将来「童貞理系院生」になるか「非童貞文系学部生」になるかの分水嶺に立たされていたのです。
その後、中学・高校と人生を歩むに連れて第二の分岐点に立ちます。一つは小学生の頃から多少は発展した知性を働かせ、異性にアプローチしていく方法。
そしてもう一つが「非存在に逃げよう」という二次元への逃避です。
幸い、我々にはギャルゲーがあります。
現実でダメでも、ゲームなら!
筆者は名作ゲーム「アマガミ」を手に取り、リハビリを開始したのです。
Q. ギャルゲーとは?
A. 選択肢を選んで、ゲームの中の女の子を攻略していくゲームです。
Q. 女の子とは最終的にどうなるのですか?
A. ゲームのうまさによってエンディングが変わりますが、基本は付き合えます。ここにR-18要素が入るものがエロゲーです。筆者はエロゲーはまだ、プレイしたことがありません。
Q. 女の子を"攻略"するという表現は男女平等の観点から問題にはなりませんか?
A. 筆者は行き過ぎた結果不平等になる男女平等論とフェミニストが嫌いです。
Q. ゲーム、ということは失敗したりGAME OVERになる場合もあるのですか?
A. ......................
筆者はギャルゲーですらGAME OVERの文字を見ました。
実を言うと筆者の人生はもうだめです。
突然こんなことを言ってごめんね。
でも本当です。
ー『最終兵器彼女』より抜粋 ー
というか、GAME OVER以外のEndを見たことがないのです。アマガミをいじったことのある諸氏でも疑問に思うかもしれませんが、このゲームには明確にGAME OVERが用意されています。筆者はオタクとアマガミについて話すまで、このゲームは極めて難易度が高いものであり、GAME OVERしか出ないものだ、とさえ思っていました。
筆者は絶望しました。最初は笑って済んでいたのです。
筆者「ギャルゲーでGAME OVERさすがにウケるwwww、ネタになるなぁ」
GAME OVER
筆者「またかよwww、本当は最初に森島先輩いきたかったけど七咲に変えるかぁ」
GAME OVER
筆者「えっ」
GAME OVER
筆者「まって」
GAME OVER
筆者「.........................」
GA(略
しかも序盤です。なんとここまで、攻略対象とは会話を1回しかさせてもらっていないのです。このゲームには決定的な欠陥があるのではないか、そう。きっとそう。筆者が悪いのではなく、単純にゲームが難しすぎるだけ。
ニコニコに逃げました。実況動画を見ると、あっという間に森島はるかの好感度が上がっていくのです。その女(ひと)は僕のだ...筆者は初めて「これが寝取りか...」と感じ、その夜は寝取りモノで自分を慰め、仕返しをしたつもりになりました。
一夜明け、再びゲームを起動し、注意深く進めてみると、ようやくアマガミ最大の欠点に気付いたのです。それがこれ。ゲーム内の会話画面です。
気付きましたか、このゲームの欠点に。
そう。
異性との話題がそもそもこんなにあるわけがないのです。
あまりにも大きな欠陥、しかし盲点でした。そう、そもそも異性との話題がこんなにあるわけがない。本来、男女間での会話というのは成立しません。それなのに、あたかも話題があるように見せかけている。これはもう、ゲームを破綻させるほどのバグなのです。
世間話?世間の話ですから世界情勢の話でもすればいいのでしょうか?
勉強?筆者は勉強ができません。
運動?筆者は運動もできません。
娯楽?いや、アマガミこそが娯楽だったはずなのですが。
食べ物?話題:食べ物、って...なんだ...?
おしゃれ?筆者はおしゃれに興味がありません。
恋愛?今しようとしているんですが。
エッチ?してぇ...
行動?ここにきて話題ですらない、概念です。「"行動"ってそもそも、なんだろうね?」とでも問えばいいんでしょうか...
アタック? アタックって...なんだよ...
こうして、筆者のギャルゲーへの熱は冷めたのでした。いつしか、PSVitaのフル画面で攻略動画を見ることで森島先輩、七咲、幼馴染、悪友を攻略したと錯覚し、悦に浸るに至ったのです。
恋愛、したいですね。いや、もうしたくないかもしれない。
現実世界ではきっともっと、分岐も話題もあります。あとこんなにタイプで可愛い女の子が一堂に会することなど、ない。まだ天空アイドルにハマるフリをしていた方がマシです。アイドルとは、疑似恋愛ですから。
あと筆者は気持ち悪いのですが、いくら気持ち悪かろうが表立って気持ち悪がられることは(あまり)ありません(ないはずです)。
しかし、もちろん裏では気持ち悪がられていることを忘れてはいけませんよ。
現実(リアル)なんてクソゲーだ!!
ー 落とし神・桂木桂馬 ー
執筆者;ぐりーん